先日、京都・九条にありますアートホテル「ホテル アンテルーム京都」に宿泊してきました。
このホテルは学生寮として使用されてきた建物をリノベーションして2011年に開業した、UDS株式会社によるホテル&アパートメントです。
2016年のリニューアルによる増床とともに、8組のアーティストによる「コンセプトルーム」が誕生し、個々の客室がアーティスト独自の世界観で表現されています。
また、館内にはギャラリーも併設されており、京都でも有数のギャラリー併設のアートホテルとなっています。
今回、全8室ある「コンセプトルーム」のうちの1室に宿泊しました。SNSで人気かつ口コミで評判の良い朝食もいただきました。
本記事では、「ホテル アンテルーム京都」のコンセプトルーム宿泊記を綴っていきますので、最後までお付き合いいただければ幸いです。
アンテルーム京都:アクセス・周辺地図
アンテルーム京都:アクセス・周辺地図
地下鉄九条駅と十条駅の間にあります。最寄りは九条駅で、徒歩約8分です。
京都駅からのアクセスは、烏丸通を南に下り、ローソンのある交差点で西に入ってすぐです。京都駅からは徒歩15分程度です。
駅から少し離れており、ホテル周辺は閑静な住宅街です。近くにローソンがあるので利便性が良く、九条駅近くにはセブンイレブンもあります。
僕は京都駅からタクシーが呼べるアプリ GO《ゴー》でタクシーを利用しました。タクシー代は500円~600円程度でした。荷物が多い場合は京都駅からのタクシー利用もおすすめです。
ホテル近くには人気ラーメン店
「アンテルーム京都」の近くには昔ながらの人気ラーメン店「ラーメン 大栄」があります。
なんとホテルから徒歩1分です。
ボリューム満点で美味しかったので、ホテル近くでのランチにお勧めです。通し営業なので、遅めのお昼ごはんを食べるのも良いですね。
アンテルーム京都:宿泊した客室、プラン、宿泊費用
「ホテル アンテルーム京都」のコンセプトルームは全部で8部屋あり、それぞれ世界観が異なっています。
今回の宿泊は楽天トラベルにて予約。部屋は「5組のアーティストが手掛けるコンセプトルーム」として予約し、チェックイン時に空室の中から1部屋選択。
僕がチェックインした際には4部屋のコンセプトルームが空室となっており、現代美術家・ヤノベケンジ氏が手掛けた662号室を選択しました。
今回予約したプランでは2人1部屋で7,650円でした。そこの楽天トラベルの1,000円クーポンを利用して6,650円となりました。
1人1泊3,325円でコンセプトルームに宿泊できるなんてあまりにも安すぎる。
楽天トラベルはクーポンを使うことで、公式サイトからの予約よりもお得に宿泊できることがあるので要チェックです。
アンテルーム京都:施設・客室紹介
外観
外観はこんな感じ。
リノベーションホテルですので、建物自体の外観は少し年季を感じます。エントランス周辺は綺麗でモダンなデザインになっています。
敷地内には現代アートが置かれており、宿泊者をお出迎えしてくれます。
夜の外観はこんな感じ。いい感じにライトアップされています。
エントランスにはレンタサイクルが置かれています。
入り口横にはバイクも置かれています。
アートギャラリー「Gallery 9.5」
エントランス入ってすぐのスペースがアートギャラリーの「Gallery 9.5」(ギャラリー9.5)です。
九条と十条の間にホテルが位置していることから「Gallery 9.5」と名付けられたとのこと。
エントランス入ってすぐにこのアート。強烈なインパクトがあります。
なかなか見ごたえのあるギャラリーとなっています。このギャラリーは宿泊者以外でも無料で観覧可能です。
ショップ「ANTE STORE」
チェックインカウンターの横、ギャラリーの傍にホテル内ショップ「ANTE STORE」があります。
ここではホテルのオリジナルグッズや、客室アメニティ(プロバンシア)等を購入することができます。
また、このショップはオンラインショップもあり、宿泊後に買い逃したものがあったとしても、こちらで購入可能です。
レストラン「ANTEROOM MEALS」
ショップの奥にレストラン「ANTEROOM MEALS」があります。
こちらのレストランはアンテルーム京都の朝食会場となっています。こちらで頂ける朝食がSNSや口コミで大人気となっており、1,320円(税込)で豪華な朝食を楽しめます。
朝食を利用する際は朝食付きプランを予約するか、フロントで朝食券を購入して利用します。当日朝の購入でも問題なく利用可能です。
ここの朝食は前評判以上にとても豪華でおいしかったので、もし宿泊するなら利用することを強くお勧めします。
入り口前のメニューボードでメニューを確認して、いざ入店。宿泊時の営業時間は午前7時から午前11時ラストオーダーでした。
店内は広々としており、開放的な雰囲気です。
メインメニューはテリーヌとサンドイッチで、一緒に野菜スムージーもいただきました。
サラダやスープ、パン等のメニューはビュッフェ形式です。どのメニューもかなり凝っていました。
ここの朝食会場ではバルミューダのトースターがあり、このトースターでパンを温めることができます。バルミューダで温めたフレンチトースは最高においしかったです。
居心地の良い空間で、素晴らしい朝食を楽しむことができました。1,320円(税込)という安さで豪華な朝食をいただくことができ、最高の一日の始まりを迎えることができました。
バー「ANTEROOM BAR」
レストラン「ANTEROOM MEALS」の向かいにはバー「ANTEROOM BAR」があります。
こちらのバーはオープンな空間になっており、朝は「ANTEROOM MEALS」の朝食会場の一部として、昼はラウンジスぺースとして開放されています。
このバーはウイスキーの種類が豊富で、お酒が好きな方でも満足できるバーになっています。
私が訪問した時は残念ながら休業中でした。ここは是非ともリベンジしたいです。
昼間は自然光が良く入り、明るくて開放的な空間です。ノマドワーカーの方が作業をするスペースとしても最適。
1F ランドリールーム・製氷機・自動販売機
ランドリールームは1階にあります。乾燥機もあり、洗剤不要なので長期滞在でも安心。
製氷機・自動販売機は1階ランドリールームのすぐそばにあります。
1F 喫煙所
喫煙所は1階にあります。製氷機やランドリースペースのすぐそばです。
ドアの取っ手が可愛い。
非喫煙者でもゆっくりできそうな、シンプルで落ち着いた内装です。
個性的な本が置いてありました。ユニークな喫煙ルームです。
少し喫煙者が羨ましくなるような、贅沢な空間でした。
セルフレンタルアイテム
セルフレンタルのアイテムは各階にあり、アイロンやズボンプレッサーなど、無料でセルフレンタル可能なものが置かれています。
その他
館内にはギャラリー以外にも至る所にアートが展示されています。
客室フロアにもたくさんあるので、館内を探し回るだけでも結構楽しめます。
6F 客室 ヤノベケンジ コンセプトルーム
エレベーターホールを降りると、可愛らしい案内標識がお出迎え。
ヤノベケンジさんの手掛けた部屋は662号室で、角部屋です。
ドアノブと鍵穴。
ルームキーはカードキーではなく、シンプルなカギです。
もちろんオートロックではないので、鍵を鍵穴に差して部屋を開けます。
このあたりは学生寮の名残を良く感じます。
廊下・トイレ
ドアを開けるとこんな感じ。全面鏡のドアはトイレにつながるドアです。
折り畳み式の荷物置きです。
もう入り口から見える家具すら全てかわいい。
こんなものまでかわいい。
全面鏡のドアを開けたところがトイレとなっています。清潔感があり綺麗です。
リビングルーム・ベッドルーム
部屋の中はこんな感じです。ベッド上のオブジェはインパクト抜群。
格安のホテルなのに大きなソファもあり、天井も高く広々としています。
ベッド側から見た景色。テレビはそれなりに大きく、完全に壁に埋まっています。
HDMI接続でニンテンドースイッチやFire TV Stickをつなげるのは難しそうです。
このソファは多分ソファベッドです。固めの座り心地ですが、悪くないです。
テーブル上にはホテルの案内等が置かれています。どれも読み応えがありました。
この椅子もヤノベケンジさんの作品です。座り心地はともかく、ユニークでかわいいデザインです。
先ほどの椅子は引き出しの持ち手からインスピレーションを得ているとのこと。
アーティストの着眼点がひたすら羨ましく思います。
椅子もシンプルながら可愛らしいです。
コンセントが2口と、有線LANでのインターネットも提供されています。
ソファ横のテーブルには飲料水(無料)とおしぼり、ポット、ドライヤーが置かれていました。
ドライヤーはパナソニック製。風力は申し分なく、女性でも嬉しい高性能なドライヤーでした。
グラスはアンテルーム京都のロゴがデザインされたもの。1階の「ANTE STORE」でも売っていたものです。
続いてはベッド周り。寝巻はベッドの上に置かれていました。
ベッドサイドにはコンセントの挿し口と照明スイッチ。
ここでこの部屋の一番の突っ込みどころをご紹介。
このオブジェ、実は読書灯なのです。こういう遊び心、素敵ですね。
このオブジェは壁掛けフックからインスピレーションを得ており、その壁掛けフックもさりげなく部屋にあります。
また、壁には部屋にあるオブジェと椅子を用いたヤノベケンジさんの絵が2つ飾られています。
ヤノベケンジさんといえば大阪・茨木市民にはおなじみの、阪急南茨木駅前の「サンチャイルド」の作者。
絵に描かれた女の子も「サンチャイルド」のようなタッチで描かれています。
洗面台・浴室
続いては洗面台。シンプルなレイアウト。コンセントの挿し口は2つ。
棚に置かれた箱には歯ブラシや櫛などのアメニティがまとめて入っていました。
続いては浴室を見ていきましょう。
バスタオルは壁に丸まって刺さっています。
浴室のスイッチもレトロでとても可愛いです。
浴室の中はこんな感じ。新築分譲マンションさながらの綺麗さで、かなり広々としています。
ボディスポンジ。ビジネスホテル等においてある、お湯で膨らむタイプのものです。
このスポンジ、洗い心地が良くて個人的にかなり好きです。
バスアメニティはPROVINSCIA(プロヴァンシア)。1階の売店にも売っています。
このコンディショナーは僕の髪と相性が良かったのか、髪がゴワゴワにならなかったです。
まとめ
今回、「アンテルーム京都」での宿泊体験を共有させていただきました。
館内にアートが溢れており、コンセプトルームでの宿泊で現代アートを堪能することができました。
今回はコンセプトルームに宿泊しましたが、全体的にコスパがいいホテルだと思いました。楽天トラベルのクーポン利用でお得に宿泊することができました。
「ANTEROOM MEALS」での朝食も、高級ホテルにも引けを取らないほどの豪華さでした。次回はバーの利用も含めてまた宿泊したいです。
最後までお読みいただき誠にありがとうございます。ご参考になれば幸いです。